なぜ勉強するのか?

仕合わせな人生を生きるために

「幸せ」とは「仕合わせること」

 
  • 「幸せ」という漢字を使うようになったのは最近のようです。もとは「仕合わせ」と書きました。お互いに仕え合うこと、仕事をやり合うこと、助け合うことと言えるのではないでしょうか。それができていると「幸福」を感じることができるということでしょう。
「働く」とは「傍を楽にさせること」
  • 「働」という字は、「亻(にんべん)」に「動く」と書きますが、この字は、「人」と「動」を組み合わせて日本で創った文字で「国字」と言います。日本語の「はたらく」という言葉は、「体を動かす。行動する」という意味から、中世の頃に「精出して仕事をする」という意味で国字の「働」という漢字を創ったと言われています。更に、元々「動」という漢字は、「受刑者が農耕に従事する」ことを表した文字です。しかし、時代が移るにつれてその意味は無くなりました。
  • 現在の「働く」は、「仕事をする」「生活の糧を得るために仕事をする」という意味で使われています。俗説として、「傍(はた)を楽にさせること」とも言われています。私たち現代社会で生きる者は、相互依存して社会を発展させ生きて行く訳ですから、「傍(家族や仕事仲間、地域)を楽にさせ、楽しめるよう、お互いに働き合う」ことが必要ではないでしょうか。
「人間」とは「人の役に立って喜びを感じる生物」
  • 人間は、喜びや幸せを感じる心を持っています。欲しかった物を買ってもらった時などは「やったー!」と喜びます。これは、喜びや幸せを感じるホルモンという物質が脳に働くためです。このホルモンが一番高いレベルで働くのは、欲しい物が手に入った時ではありません。なんと、人の役に立ち、他の人からお礼を言われたり喜ばれた時なのです。人間の脳がこのような働きを持って作られているなら、人は社会や他の人の役に立つために生まれてきたと言えるでしょう。人や社会の役にたつためにはどうしたら良いか、深く考え、実行してゆく力を付けなければなりません。
「幸せな人生を生きる」とは「安心できる心豊かな社会に生きること」
  • あなたはどんな大人になりたいですか。
  • 自分勝手な大人、人の気持ちが解らない大人、人が話をしているのに聞かないでおしゃべりしている大人、すぐに怒る感情的な大人、時間を守らない大人、ゴミをどこにでも捨てたり物を壊す大人、服装のだらしない大人、行儀の悪い大人、こんな大人になったら恥ずかしいですよね。
  • もし、日本がこんな大人ばかりになったら、安心できず心豊かな生活もできません。
  • 道理や筋道の通った話し合いができ、思いやりがあり助け合い、協力し合える人がたくさんいる社会で生活したいですよね。そんな社会を創っている一員として生活できれば、仕合わせな人生ではないでしょうか。
「安心できる心豊かな社会」とは「人や社会の役に立ち喜びを感じる人が多い社会」
  • 私たちの日本は、物質的には豊かになりましたが、まだ貧しかった時代、多くの親は子供に対し「一生懸命に勉強して、私利私欲のためではなく社会や人の役に立つ人間になりなさい。」と言って育てました。貧しくとも昔の人は、人間の本質を理解していたのかもしれません。
  • 「人間」とは「人の役に立って喜びを感じる生物」であり、
  • 遵って、「人は社会や人の役に立つために勉強する」のです。
「勉強する」とは「人や社会の役に立つ大人になるための訓練」
  • 学校の勉強ができさえすれば「頭が良い」ということになるのでしょうか。私たちは違うと考えます。思いやり・正義感・けじめが有り、感情的にならず寛容で、多様な見方ができ、社会や人のために役に立とうという気持ちとともに行動できる人が、本当に頭の良い人・自立した人と言えるのではないでしょうか。幸せとは、お互いに仕合わせること。働くとは、傍(はた)を楽(らく)させること。
  • 幸せや喜びを感じるための勉強をして、働ける大人になりましょう。