ジリッツの理念

子供達と正面から向き合う

『 学道は楽道 』

主宰 南雲 好幸 ・ 塾長 高橋 亮敬   情熱と誠実・研究と実践を旨とし、 学習基礎力を高め知的感動で自立学習のできる子を育成する   『学道は楽道』(学ぶ道は、楽しい道)をモットーとし、 生徒一人一人の輝く長所に情熱と思いやりを持って誠実に接し、研究を怠らず実践し完成度を上げ、子供たちに学習基礎力(勉強するための力)を訓練し、知的感動を実感させ、『自立学習』=『人に頼らず自分で調べ、考え自ら学ぶ』ことのできる子の育成を目的にしているのが『子供楽集塾 ジリッツ』です。   私たちは、子供たちの「学習するために必要な基礎力」の不足が増加傾向にあることを強く感じています。具体的には、根気・集中力・考えようとする気持ち・活字を読む力・語彙力・覚え方です。 これらの「学習基礎力」を向上させるため「自立学習のための学習基礎力訓練」を10年間実践・研究してきました。その教育メソッドが、『早や読み音読・暗唱と辞書引きマップ、スピード計算』です。   小学生の早いうちに基礎訓練をして、もともと備わっている知的好奇心旺盛な脳を生かして未来に羽ばたきましょう。

「学力向上」のカギは「人格形成」

人格形成教科の無い日本の教育 「忍耐・けじめ・規範意識」の欠如が「向学心」や「成績」の低下を招いている。   全国学力テストと学習状況調査の結果  テストの成績では、秋田県が全国トップだった、ということは多くの方が知っていますが、国語・数学(算数)のテストと同時に「学習状況調査」というアンケートが行われ、その傾向と国語・数学(算数)それぞれの点数との相関関係が分析されている事は、ほとんど知らされていません。この分析結果では、「けじめや規範意識の高い生徒が成績上位に多い」という傾向にあることが報告されています。この問題を作った国立教育研究所のHPで公開もされ、文部科学省のHPにもリンクされています。 つまり、逆に言えば、「けじめや規範意識」を高めれば「成績は上がる」ということです。 教育基本法にある【教育の目的】のはじめには、≪人格形成≫が挙げられています。 しかし、残念ながら日本の学校教育には≪人格形成≫の教科がありません。外国では≪宗教≫という道徳規範がありますが、残念ながら現在の日本には人格形成を促す道徳規範はありません。 戦国時代1549年、イエズス会の宣教師、フランシスコ・ザビエルが日本に来た頃に、同じ宣教師のルイス・フロイスという人も日本に来ました。フロイスは『日欧文化比較』の中で「われわれの子供は立居振舞に落着きがなく優雅を重んじない。日本の子供はその点非常に完全で、全く称賛に値する。」とあり、また「ヨーロッパの子供は青年になってもなお口上ひとつ伝えることができない。日本の子供は十才でも、それを伝える判断と思慮において、五十歳にも見うけられる。」とまで言わしめています。 なぜ昔の日本は先進国から来た外国人を感嘆させる子育てができたのでしょうか? 現在では全く逆転していると思いませんか? 欧米化・近代化を急ぐ明治時代に「徳育論争」がありましたが、今まさに「徳育」についての議論が必要な時代と言えるでしょう。

「不便さ」が「問題解決力」をつける

面倒くさがる子供たち 子供たちが置かれている環境は、物が豊富で便利になり過ぎ、昔のような不便さはほとんど感じられません。このような環境の中で育った子供たちは、渇望感が無く、大人達が期待する「将来の夢や希望」更には、「自分で考える」気持ちが育つはずがありません。成長期に「子供の自分ではできない・持てない」【不便さ】が、「俺ならこうするのに、私はこうしたい、早く大人になってもっと良い方法を試したい」というような将来に向かっての希望や欲求を強く涵養する筈です。最近の子供たちからは、「疲れた、面倒くさい、ムリ」という言葉が多く聞こえます。これでは、自分で考える力も育ちにくいことでしょう。   「PISAテスト」でも話題になった《問題解決力》は、これからの義務教育で重点課題の一つとなります。 では、学校教育、特に数学や国語など各教科の授業で問題解決力をどうやって養うのでしょうか。勿論、数学や国語の単なるテスト問題を解くには、しっかり授業を聞き解き方を学び、類題を解く練習を積み重ねれば、テストの問題解決はできるようになります。 しかし、「PISAテスト」に象徴される世界の求めている《問題解決力》は、これまでの日本の教育で行ってきた「テストの得点稼ぎの知識偏重学習」ではないようです。表や資料から読み取り、自分なりに考え分析し、意見を発表したり文章にまとめる力が求められているのです。 つまり、社会に出てからも役に立つ力と言える問題解決力を養わなければなりません。そのためには、とにかく「自分で深く考える」「なぜ?どうして?と疑問を持ち調べる」「もっと良い方法は無いか思考する」など、今の子供たちが一番面倒くさがることをさせなければなりません。   私たち大人がもっと子供たちの成長するための環境を考え、整える必要があると思いませんか。 ルソーは言っています。「子供を確実にダメにする方法は、なんでも与えることである。」と・・・。 学校教育で必要なのは、「先生が管理するには便利だが、生徒には不便な学校」だと思います。